2024年4月5日(金)、本年度に補助事業を実施する山口県内の団体を対象にした交付式が執り行われました。晴天に恵まれたこの日、会場に訪れていたのは、補助事業者の方々の他、競輪の清水裕友選手、オートレースの丹村飛竜選手。スーツを着こなし、緊張した面持ちで参列されていました。
両輪で明日へ進む、競輪とオートレースの補助事業とは
競輪とオートレースの補助事業とは、レースの売上の一部を用いて、社会的課題を解決するための事業に補助金を支援する事業のこと。対象となるのは、中小企業への技術支援や省エネルギーなどの「機械振興」、子どもや高齢者への支援や医療・公衆衛生の支援などの「公益事業振興」と大きく2つの分野があります。今回の交付式では、式典に出席いただいた山口県内の補助事業者に対し、JKAより「補助金交付決定通知」が渡されました。
山口県内の補助事業者に交付
開会の辞の後、主催者を代表してJKA業務執行統括役の安祐一の挨拶へ。補助事業の説明の他、青少年育成や地域貢献、健康増進などさまざまな形で補助事業を引き続き活用していただきたいと補助事業者の方々への期待を語りました。
続いて壇上に立ったのは、山陽オートレース場の施行者である、山陽小野田市 経済部 公営競技事務所 所長の木村清次郎様。
木村様:「私たちが競輪やオートレースを開催させていただくにあたり、補助事業の振興に寄与するとともに、地方財政の健全化を図ることを目的としています。これからも、安定的な収益の確保、還元を目指し、さまざまな場面で社会に役立つ活動を続けてまいります。」と、貢献への強い信念を聞かせてくださいました。
式典が厳かに進められる中、「補助金交付決定通知」の交付へ。食品・医薬品などの開発支援を推進する「地方独立行政法人 山口県産業技術センター」、子どもたちに豊かな経験や地域交流活動を行うための場所を提供する「山陽小野田市立赤崎小学校」、児童養護施設の建築を目指す「社会福祉法人小野田陽光園」などの補助事業者が壇上で交付を受け、最後に記念撮影をして、式典は締めくくられました。
全力で走り続けていきたい、選手たちの想い
閉会後、競輪の清水選手、オートレースの丹村選手にお話を伺いました。
清水選手:「今日、交付式の場に立たせていただき、補助事業者の方々と直接お会いしたことで、自分のために走っているだけじゃないと身にしみて感じました。これからも自分の走りを通じて、応援してくださるお客様やその先にいる皆様に夢や感動を与えられるよう日々精進し、社会貢献していけるよう頑張っていきたいです。」
丹村選手:「私たちが参加するレースの売上の一部が社会貢献につながっていることを、すごく誇りに思います。補助事業のことは以前から知っていて、街中でも補助事業のステッカーが貼られた車を見て、役に立てているのだと感じていました。
今後も一走一走全力でレースに臨み、社会貢献できるよう日々精進していきます。」
山口県内を含め、2024年度の補助事業が決定したのは1,012件。多くの補助事業者の方々が、社会を、未来を明るく照らしてくれることを願って、競輪とオートレースの補助事業はこれからもさまざまな支援を続けていきます。