2024年4月22日(月)、高知県内の高知競輪場にて、本年度に補助事業を実施する団体を対象にした交付式が執り行われました。会場には、補助事業者の方々の他、競輪の山原さくら選手、オートレースの佐藤裕児選手が訪れました。

社会貢献を目指す、競輪とオートレースの補助事業とは

競輪とオートレースの補助事業とは、レースの売上の一部を用いて、社会的課題を解決するための事業に補助金を支援する事業のこと。1949年度から始まり、2024年度は1,012件の補助事業が決定しました。この内、高知県からは10件の補助事業が選ばれ、JKAより「補助金交付決定通知」が交付式にて渡されました。

画像: 地域産業の活性化や環境負荷を低減した産業支援を目指す、高知県工業技術センターの刈谷様

地域産業の活性化や環境負荷を低減した産業支援を目指す、高知県工業技術センターの刈谷様

高知県内の補助事業者に交付

開会の辞の後、壇上に立ったのはJKAの安祐一業務執行統括役。
安:「競輪とオートレースの補助事業は、車券を託される入口となる選手、そして、重要な出口を担っていただく補助事業者の両輪で成り立っています。私たちJKAは入口と出口を活性化させることで、青少年育成、障がい者や高齢者の支援、健康増進、研究事業に貢献していきたいです。」

画像: 「競輪とオートレースの補助事業で社会に貢献し続ける」と安 業務執行統括役

「競輪とオートレースの補助事業で社会に貢献し続ける」と安 業務執行統括役

続いて、来賓の挨拶を語ったのは、高知市 商工観光部 公営事業事務所 所長の木村祐介様。
木村様:「競輪やオートレースが機械振興や公益事業振興に寄与する一翼を担わせていただくことは、施行者として喜びでもあります。また、レースを観戦されるお客様には、車券が福祉や生活の向上につながっていることを、どこかで思い出してもらえたらうれしいです。」と、思いの数々を聞かせてくださいました。

画像: 「高知競輪場は今年で74年。これからも注目のレースを展開していきたい」と木村所長

「高知競輪場は今年で74年。これからも注目のレースを展開していきたい」と木村所長

粛々と式典が進められ、「補助金交付決定通知」の交付では補助事業者の方々が壇上へ。SDGsへの貢献につながるファインバブル(微細気泡)の計測機の試作機研究開発を行う「高知工業高等専門学校 ソーシャルデザイン工学科 秦研究室」、地域全体での防災意識や対応力の向上を目指す「高知市立南海中学校」、福祉車両や就労支援車両の整備を行う「社会福祉法人 CIJ福祉会」「社会福祉法人 高春福祉会」などの補助事業者が交付を受け、式典は閉会となりました。

画像: 壇上で記念撮影をする、高知工業高等専門学校の秦様

壇上で記念撮影をする、高知工業高等専門学校の秦様

交付式終了後は、ファンの方々を前に競輪の山原選手とオートレーサー佐藤選手のトークショーを開催。レース前の体のメンテンナンスやマシンの調整、競輪とオートレースそれぞれのレースの魅力について語りました。

画像: トークショーで会話を弾ませた佐藤選手と山原選手

トークショーで会話を弾ませた佐藤選手と山原選手

今の気持ちを、これからの走りへ

その後、山原選手、佐藤選手にお話を伺いました。

山原選手:「交付式の場に立たせていただき、私たちがレースに参加することによって得られた売上の一部が社会貢献につながっているのだと、改めて実感することができました。今後も、一人でも多くのお客様に競輪場に足を運んでもらえるよう、熱いレースをお届けできるよう、日々精進してまいります。」

画像: 「交付式は緊張しましたが、誇らしい気持ちになれた」と山原選手

「交付式は緊張しましたが、誇らしい気持ちになれた」と山原選手

佐藤選手:「私がオートレース選手を目指したのは、この先の人生で公営競技を行うことに魅力を感じたからです。今日、補助事業者の方々の笑顔を間近で見られたことが大変うれしく、同時に、より一層気の引き締まる思いになりました。これからも地域社会の発展のために走り続けていきます。」

画像: 「今後も迫力あるレースを見せられるよう頑張っていきたい」と佐藤選手

「今後も迫力あるレースを見せられるよう頑張っていきたい」と佐藤選手

競輪とオートレースの競技を原動力に、多くのお客様のレースに託された思いを社会課題の解決につなげるために今後もさまざまな支援を通して、競輪とオートレースの補助事業は両輪で明るい明日を目指していきます。

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